感染対策

之久会では、感染対策として換気を行っておりますが、ゴールデンウィークに換気設備を更新しましたのでご紹介します。

【換気量の設定】

会員は約50名ほどですが、全員がそろうことはありませんので、通常は20名前後で稽古しています。

厚生労働省 「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法」によると1人当たり30㎥/時間の換気量の確保が推奨されています。全員を仮に50名とした場合、必要な換気量は

50(名) × 30(㎥/時間) =1500㎥/時間

となります。

現在道場には4台の換気装置と3台のサーキュレーターを導入しています。

給気:東芝社製 VFW-25X2   2台(972㎥/時間×2台=1944㎥/時間)

 

 

排気:東芝社製 VRW-25X2 2台(744㎥/時間×2台=1488㎥/時間)

 

 

 

アイリスオーヤマ社製 PCF-HD15-B 3台 メーカー記載なし

(参考:同等の装置 1350㎥/時間)

給気した空気が確実に流れるように排気量を多く設定しています。そのため、給気した空気がすべて換気されていると考えると、1944(㎥/時間)÷30(㎥/時間)=64.8名まで同時に稽古しても十分な換気ができる能力を有しています。

 

通常の稽古は20名程度であるため、3倍以上の能力を確保しています。しかしながら、設備の不良や稽古中に発生する熱などの影響により、換気がうまくいかなくなる可能性があるため、道場に二酸化炭素センサー(CO2モニター)を設置して、換気状態を監視しています。空気調和・衛生工学会の「必要換気量算定のための 室内二酸化炭素設計基準濃度の考え方」によると、建物の用途によってい違うが1000~1500ppm以下に保つことが推奨されています。そのため、道場では1200ppmを目安として、稽古を中断して換気するように運用しています。

従来の入り口での体温測定、手指消毒のほか、面マスク・シールドの全員 着用、岩波先生、米谷指導部長による道場の床前面のアルコール消毒を実施して、会員の安全を最大限に確保しながら稽古を継続しています。ご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せください。

 

Posted by shikukai